数万年前の空気がプチプチ…南極から来た本物の氷、佐賀で触れる展示

日本から約1万4000km離れた南極から持ち帰った、本物の氷に触れられる展示が登場します。

自衛隊佐賀地方協力本部が10月22日、公式Xで「さんフェアSAGA2026」の展示品を紹介しました。

自衛隊佐賀地本が紹介した「さんフェアSAGA2026」展示品


今回紹介されたのは、海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が南極から持ち帰った氷です。

会場では、実際に南極の氷に触れることができるとしています。

一見すると普通の大きな氷にも見えますが、南極の氷には長い時間をかけて閉じ込められた空気が含まれています。

佐賀地方協力本部によると、氷に触れると中に閉じ込められていた気泡がプチプチと弾け、数万年前の空気が飛び出してくるといいます。

南極では、降り積もった雪が長い年月をかけて圧縮され、厚い氷となっていきます。

その過程で当時の空気が気泡として氷の内部に閉じ込められるため、南極の氷は過去の地球環境を知る手がかりの一つにもなっています。

その貴重な氷を日本まで運んできたのが、海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」です。

しらせは南極地域観測協力のため、人員や物資を輸送する役割を担っています。

今回の展示について佐賀地方協力本部は、「南極の氷に触れて、太古の地球に思いを馳せてみませんか?」と呼びかけています。

「さんフェアSAGA2026」では、自衛隊に関するさまざまな展示や体験が予定されていますが、遠く南極からやってきた氷に実際に触れられる機会も、なかなか珍しいものです。

手のひらで感じる冷たさと、氷の中から聞こえる小さな音。

その中には、はるか昔の地球の空気が閉じ込められているかもしれません。

文:花園明

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