北海道網走市で発生した山林火災 自衛隊ヘリが135回散水、約68トンの水を投下

北海道網走市で発生した林野火災を受け、自衛隊による災害派遣活動が続いています。

防衛省・自衛隊は2026年10月18日、災害派遣3日目となった同日も、陸上自衛隊のヘリコプターによる空中消火を実施していると発表しました。

自衛隊が網走市での山林火災に対応中


今回の林野火災は10月15日に網走市で発生しました。

地元消防などによる消火活動が行われたものの鎮火に至らず、北海道知事から陸上自衛隊第5旅団長に対して空中消火に関する災害派遣要請が出され、自衛隊が活動を開始しています。

10月18日は朝5時台から、帯広駐屯地の陸上自衛隊第5飛行隊、丘珠駐屯地(札幌市)の北部方面航空隊、第7飛行隊、第11飛行隊のUH-1多用途ヘリコプター、合わせて5機の態勢で空中消火を実施しました。

防衛省によると、17日までに自衛隊のヘリコプターは計135回の散水を実施。

散水した水の量は約68トンに上ります。

林野火災では道路から近づけない場所や広い範囲に火が広がる場合もあり、上空から大量の水を投下できるヘリコプターは消火活動で重要な役割を担います。

今回、自衛隊は複数の部隊からUH-1を投入し、継続的に空中から消火活動を行っています。

さらに、消火だけでなく上空からの情報収集も行われています。

北部方面航空隊のヘリコプターが火災現場を上空から確認し、その映像をリアルタイムで関係機関に配信。

現場の状況を自治体や関係機関と共有することで、地上での消火活動や部隊の運用など、迅速な対応につなげています。

林野火災への対応では、火の広がり方や風向き、地形などを継続して把握する必要があります。

上空から得られた最新の映像を関係機関が同時に確認できることは、消火の優先地域を判断するうえでも重要になります。

自衛隊は空中消火と情報収集を並行して行い、一刻も早い鎮圧に向けて活動を続けています。

防衛省・自衛隊は、地域住民に安心と安全を届けられるよう、引き続き関係機関と連携し、対応に全力を挙げるとしています。

文:花園明

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