南極観測70周年ロゴに砕氷艦「しらせ」 横須賀地方総監部がデザインの意味を紹介

海上自衛隊横須賀地方総監部は公式Xで、砕氷艦「しらせ」のロゴマークについて紹介しました。

南極観測70周年記念ロゴマークとは?

投稿によると、このロゴマークは、南極観測70周年を記念したものです。

国立極地研究所が制作した南極観測70周年ロゴマークとの対比で、白夜、歴代砕氷艦、アデリーペンギンを70周年にちなんだ七角形の中にデザインしたといいます。

南極観測は、日本が長年続けてきた国家的な取り組み。

観測隊員や研究者が南極で活動するためには、人員や物資を安全に運ぶ手段が必要になります。

その重要な役割を担ってきたのが、砕氷艦です。

現在、海上自衛隊の砕氷艦として運用されている「しらせ」は、南極地域観測協力を担う艦艇です。

厚い氷の海を進み、観測隊員や資材を昭和基地方面へ輸送します。

南極という厳しい環境では、通常の航海とは異なる判断や技術が求められます。

ロゴマークに描かれた歴代砕氷艦は、日本の南極観測を支えてきた歩みを示すものです。

日本の南極観測では、これまで「宗谷」「ふじ」「しらせ」などの艦船が重要な役割を果たしてきました。

氷海を進み、観測隊員や物資を届ける活動は、南極観測の継続に欠かせない基盤となっています。

アデリーペンギンは、南極を象徴する生き物の一つです。

ロゴの中に描かれることで、観測地である南極の自然や環境を思わせるデザインになっています。

研究活動の場であると同時に、厳しくも豊かな自然が広がる南極の雰囲気を伝えています。

七角形の形にも意味があります。

70周年の「7」にちなんだ形にすることで、節目の年を視覚的に表しています。

単なる記念マークではなく、南極観測の歴史、砕氷艦の任務、南極の自然を一つにまとめた構成です。

「しらせ」の任務は、華やかなものばかりではありません。

長い航海、氷海での行動、観測隊との連携、物資の輸送、艦内での生活。多くの準備と積み重ねによって、南極での観測活動が支えられています。

横須賀地方総監部の投稿は、その歩みをロゴマークの形で伝える内容となりました。

70年にわたる南極観測の歴史の中で、砕氷艦は海から研究を支えてきました。

今回紹介されたロゴマークには、南極へ向かう航海がこれからも続いていくという思いが込められています。

文:花園明

この記事をシェア