日本海・東シナ海・太平洋で領空侵犯のおそれ 空自中部航空方面隊などが緊急発進

防衛省統合幕僚監部は、2026年9月9日に日本海、東シナ海、太平洋で領空侵犯のおそれがあったとして、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進し、対応したと発表しました。

日本海などで領空侵犯のおそれを確認

投稿によると、対応したのは航空自衛隊中部航空方面隊などの戦闘機です。

防衛省・自衛隊は、日本の領域と国民の平和な暮らしを守るため、24時間365日、対応に万全を期していくとしています。

発表で示された空域は、日本海、東シナ海、太平洋の3方面に及びます。

日本列島を取り囲むように広がる海空域で同じ日に警戒対応が行われたことは、航空自衛隊の防空態勢が広い範囲で維持されていることを示しています。

日本海側、南西方面、太平洋側では、それぞれ地理的な特徴も周辺国の航空活動も異なります。

日本海ではロシア軍機や中国軍機の活動が確認されることがあります。

東シナ海では、中国軍機の飛行や艦艇の活動がたびたび公表されています。

太平洋側でも、長距離を飛行する航空機が日本周辺を通過する事案があり、航空自衛隊は空域ごとの状況を確認しながら対応しています。

緊急発進は、対象となる航空機が日本の領空に近づくおそれがある場合などに行われます。

レーダーサイトが航空機の動きを捉え、指揮所が進路や高度を確認します。

そのうえで、必要と判断されれば待機中の戦闘機が発進します。

発進後は、対象機の位置や飛行方向を確認し、領空侵犯を防ぐための措置を取ります。

中部航空方面隊は、主に本州中部から近畿周辺などの防空を担う航空自衛隊の部隊です。

日本の中央部に位置する空域を担当するため、日本海側と太平洋側の双方に目を配る役割があります。

今回の投稿では「中部航空方面隊等」とされており、対象空域の広がりに応じて複数の部隊が関わった可能性があります。

航空自衛隊の防空任務は、発進した戦闘機だけで成り立つものではありません。

基地で機体を整える整備員、航空機の動きを追うレーダーサイトの隊員、空中での行動を支える管制、情報を集約する指揮所など、多くの隊員が同時に動きます。

対象機がどの方向へ進むかによって、対応は刻々と変わります。

防衛省・自衛隊は今後も、周辺空域での警戒監視を続けるとみられます。

文:花園明

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