中国軍Y-9が東シナ海を往復飛行 航空自衛隊の戦闘機が西部航空方面隊などから緊急発進

防衛省統合幕僚監部は、中国軍の情報収集機Y-9が9月9日午後、大陸方面から飛来し、東シナ海上を飛行したと発表しました。

中国軍の情報収集機が東シナ海を飛行

発表によると、Y-9は長崎県男女群島の南西沖で往復飛行を行った後、再び大陸方面へ向けて飛行しました。

これに対し、航空自衛隊の西部航空方面隊などの戦闘機が緊急発進し、対応にあたりました。

今回公表された航跡図では、Y-9が東シナ海上で折り返すように飛行していたことが示されています。

日本列島の西側、九州や南西諸島に近い空域での活動であり、自衛隊が継続的に警戒監視を行っている地域です。

Y-9は、中国軍が運用する大型の輸送機をもとにした機体で、情報収集型として使われる機体も確認されています。

海上や周辺空域の状況を探る目的で飛行することがあり、防衛省は日本周辺での中国軍機の動向を随時公表しています。

東シナ海では、艦艇や航空機の活動がたびたび確認されています。

航空機が日本の領空に近づくおそれがある場合、航空自衛隊はレーダーなどで動きを追い、必要に応じて戦闘機を緊急発進させます。

発進した戦闘機は、対象機の位置や進路を確認しながら、領空侵犯を防ぐための対応を行います。

西部航空方面隊は、九州・南西方面の防空を担う部隊です。

東シナ海に面した地域では、航空機の活動を早い段階で把握することが重要になります。

レーダーサイト、指揮所、基地で待機する隊員、整備員、管制に関わる隊員が連携し、対象機の動きに合わせて対応します。

緊急発進は、短時間で航空機を離陸させる即応任務です。

対象機の飛行方向が変われば、地上側の判断や空中での対応も変化します。

今回のように、東シナ海上で往復する飛行が確認された場合も、進路や高度を継続して把握し、安全保障上の影響を見極める必要があります。

東シナ海上で中国軍機の活動が確認され、航空自衛隊が緊急発進で対応した事実は、日本周辺の警戒が日常的に続いていることを示しています。

防衛省統合幕僚監部は、対象機の飛行経路と機体画像を公表しました。

中国軍機の動向は今後も続く可能性があり、自衛隊は周辺空域での監視と対応を継続するとみられます。

文:花園明

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