4日間で次々と確認 中国軍の艦艇・航空機に自衛隊が警戒監視

中国軍の艦艇や航空機による活動が、日本周辺で相次いで確認されました。
中国軍機の艦艇・無人機の活動を確認
令和8年10月19日(月)午前から午後にかけて、中国軍の偵察型無人機(BZK-005)×1機及び情報収集機(Y-9)×1機が東シナ海から飛来し、沖縄本島と宮古島の間を通過して太平洋に至り、太平洋上で旋回後、反転し、再び沖縄本島と宮古島の間を通過して、大陸方面に向けて飛行したことを確認した。
また、同日午前から午後にかけて、中国軍の偵察/攻撃型無人機(TB-001)×1機が東シナ海から飛来し、与那国島と台湾の間を通過して太平洋に至り、奄美大島沖まで飛行した後、反転し、沖縄本島と宮古島の間を通過して、大陸方面に向けて飛行したことを確認した。
これに対し、航空自衛隊の南西航空方面隊の戦闘機を緊急発進させ対応した。— 防衛省統合幕僚監部 (@jointstaffpa) October 19, 2026
令和8年10月17日(土)午後3時頃、海上自衛隊は、口永良部島(鹿児島県)の西約100kmの海域において、同海域を東進する中国海軍ドンディアオ級情報収集艦(艦番号「798」)を確認した。
その後、17日(土)から18日(日)にかけて、当該艦艇が大隅海峡を東進し、太平洋に向けて航行したことを確認した。
防衛省・自衛隊は、海上自衛隊の第1水上訓練支援隊所属「あまくさ」(佐世保)及び第4航空群所属「P-1」(厚木)により、警戒監視・情報収集を行った。— 防衛省統合幕僚監部 (@jointstaffpa) October 19, 2026
令和8年10月17日(土)午前11時頃、海上自衛隊は、久米島(沖縄県)の北西約80kmの海域において、同海域を南進する中国海軍ドンディアオ級情報収集艦(艦番号「796」)を確認した。
その後、当該艦艇が沖縄本島と宮古島との間の海域を南進し、太平洋に向けて航行したことを確認した。
防衛省・自衛隊は、海上自衛隊の第5航空群所属「P-1」(那覇)により、警戒監視・情報収集を行った。— 防衛省統合幕僚監部 (@jointstaffpa) October 19, 2026
令和8年10月16日(金)午後11時頃、海上自衛隊は、口永良部島(鹿児島県)の西約140kmの海域において、同海域を南東進する中国海軍ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦(艦番号「121」)及びフユ級高速戦闘支援艦(艦番号「901」)の2隻を確認した。
その後、17日(土)に、これらの艦艇が大隅海峡を東進し、太平洋に向けて航行したことを確認した。
防衛省・自衛隊は、海上自衛隊の第3哨戒防備隊所属「みくま」(佐世保)及び第1航空群所属「P-1」(鹿屋)により、警戒監視・情報収集を行った。— 防衛省統合幕僚監部 (@jointstaffpa) October 19, 2026
令和8年10月16日(金)午後4時頃、海上自衛隊は、宮古島(沖縄県)の南約220kmの海域において、同海域を北東進する中国海軍ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦(艦番号「122」)、ジャンカイⅡ級フリゲート(艦番号「576」)及びフチ級補給艦(艦番号「889」)の3隻を確認した。
その後、17日(土)に、これらの艦艇が沖縄本島と宮古島との間の海域を北西進し、東シナ海に向けて航行したことを確認した。
防衛省・自衛隊は、海上自衛隊の第1航空群所属「P-1」(鹿屋)及び第5航空群所属「P-1」(那覇)により、警戒監視・情報収集を行った。— 防衛省統合幕僚監部 (@jointstaffpa) October 19, 2026
防衛省統合幕僚監部は、2026年10月16日から19日にかけて確認された、中国海軍のミサイル駆逐艦や情報収集艦、中国軍の無人機、情報収集機などの動きを相次いで発表しています。
海上自衛隊や航空自衛隊は、それぞれ艦艇や航空機を展開し、警戒監視や情報収集を実施しました。
中国海軍3隻が宮古島南方を航行
10月16日16時ごろ、海上自衛隊は宮古島の南約220kmの海域で、中国海軍のルーヤンIII級ミサイル駆逐艦1隻、ジャンカイII級フリゲート1隻、フチ級補給艦1隻の計3隻を確認しました。
3隻は同海域を北東方向へ進み、その後17日には沖縄本島と宮古島の間の海域を北西方向へ通過。東シナ海に向けて航行したことが確認されています。
これに対し、海上自衛隊は第1航空群所属のP-1哨戒機などを投入し、警戒監視と情報収集を行いました。
鹿児島沖でも中国海軍艦艇2隻を確認
同じ10月16日の23時ごろには、口永良部島の西約140kmの海域で、中国海軍のルーヤンIII級ミサイル駆逐艦1隻と、フユ級高速戦闘支援艦1隻の計2隻が確認されました。
2隻は南東方向へ進んだ後、17日に大隅海峡を東進し、太平洋へ向けて航行しました。
防衛省・自衛隊は、海上自衛隊第3哨戒防備隊所属の「みくま」や、第1航空群所属のP-1などによって警戒監視・情報収集を実施しています。
中国海軍の情報収集艦が沖縄周辺を航行
さらに10月17日11時ごろ、久米島の北西約80kmの海域で、中国海軍のドンディアオ級情報収集艦1隻が確認されました。
艦艇は南方向へ進み、その後、沖縄本島と宮古島の間の海域を南下して太平洋へ向けて航行しました。
同日15時ごろには、口永良部島の西約100kmの海域でも別のドンディアオ級情報収集艦1隻を確認。
こちらは東方向へ進んだ後、17日から18日にかけて大隅海峡を東進し、太平洋へ向かいました。
海上自衛隊は、P-1哨戒機のほか、第1水上訓練支援隊所属の「あまくさ」などを投入して対応しました。
情報収集艦は、周辺の電波や通信などを収集・分析する能力を持つ艦艇です。
今回、複数の中国海軍艦艇が沖縄周辺や大隅海峡を相次いで通過しており、防衛省・自衛隊が継続的にその動向を確認していたことが分かります。
中国軍の無人機とY-9も東シナ海から飛来
海上だけではありません。
10月19日午前から午後にかけて、中国軍の偵察型無人機「BZK-005」1機と情報収集機「Y-9」1機が東シナ海方面から飛来しました。
両機は沖縄本島と宮古島の間を通過して太平洋へ進出。
太平洋上で旋回や反転を行った後、再び沖縄本島と宮古島の間を通過して中国大陸方面へ向かったことが確認されています。
また同日午前から午後にかけて、中国軍の偵察・攻撃型無人機「TB-001」1機も東シナ海から飛来。
与那国島と台湾の間を通過して太平洋へ進み、奄美大島沖まで飛行した後、反転して再び沖縄本島と宮古島の間を通過し、中国大陸方面へ飛行しました。
航空自衛隊は、南西航空方面隊の戦闘機を緊急発進させて対応しました。
海と空で続く中国軍の活動
今回の発表では、10月16日から19日のわずか数日間に、中国海軍の駆逐艦、フリゲート、補給艦、情報収集艦に加え、中国軍の無人機や情報収集機の活動が相次いで確認されています。
特に沖縄本島と宮古島の間の海域・空域や、大隅海峡周辺で複数の活動が確認されている点が特徴です。
防衛省・自衛隊はこれらに対し、P-1哨戒機、水上艦艇、航空自衛隊の戦闘機などを使って警戒監視や情報収集を続けています。
日本周辺では中国軍による海空での活動が継続しており、自衛隊による警戒監視も日常的に行われています。
文:花園明