累計2,158柱に 自衛隊殉職隊員追悼式、遺族が亡き隊員の素顔を語る

防衛省・自衛隊は2026年度の自衛隊殉職隊員追悼式を行い、新たに16柱の殉職隊員を顕彰しました。
これにより、これまでに顕彰された殉職隊員は累計2,158柱となりました。
殉職隊員を顕彰
昨日は殉職自衛隊員追悼式の後に、ご遺族の皆様との昼食会を開催させていただきました。私の前には今年4月の戦車事故で亡くなられた隊員のご遺族と遺族会の会長がお座りくださいました。そして、殉職された隊員がどんな方だったかをお話ししてくださいました。
休暇になると、旅行によく連れて行ってくれる、優しい家族思いの方だったこと。お子さんが成人したら一緒にお酒を飲むのを楽しみにしていたこと。家ではあまり仕事の話はしなかったけど、自衛官の事件・事故のニュースを見るたびに、「人生何があるか分からない、何もなく定年を迎えられたら良いな」とよく話していたこと。涙しながらお話ししてくださいました。
遺族会の会長は、40年前にご主人をヘリの事故で失い、その時はテレビの速報で事故を知ったこと。以来、自衛隊に支えられ、今でもずっと亡くなられたご主人がどこかで見守ってくれていると感じながら生きているとあたたかい笑顔でお話ししてくださいました。
昼食会が終わり、ご遺族の皆様をお見送りさせていただきましたが、その時に、あるご遺族は腕時計を見せてくださり「殉職した父の腕時計をしてきました」と教えてくれました。
殉職自衛隊員追悼式とそのご遺族の皆様との昼食会は、本当に特別で厳粛な時間でした。主催者である防衛大臣として感じたものは多くありますが、創設を目指している「家族支援庁」の必要性と自衛隊員とそのご家族を守り抜く決意を新たにする時間でした。
殉職自衛隊員ご遺族の皆様、遺族会の皆様、昨日は本当にありがとうございました。
— 小泉進次郎 (@shinjirokoiz) October 18, 2026
防衛省・自衛隊は公式Xで、殉職した隊員の功績を永久に顕彰し、敬意と哀悼の意を捧げる式の様子を公開しました。
式では、殉職隊員に対する弔銃も実施。
儀仗隊が小銃で空砲を一斉に撃ち、亡くなった隊員に敬意を示しました。
小泉進次郎防衛大臣は追悼式後、遺族との昼食会を開いたことも明らかにしています。
その席には、2026年4月に発生した戦車事故で亡くなった隊員の遺族と遺族会の会長も出席しました。
遺族から語られたのは、制服姿からだけでは分からない、家族としての隊員の姿でした。
休暇になると家族をよく旅行に連れて行ってくれる、優しい家族思いの人だったこと。
子どもが成人したら、一緒に酒を飲むことを楽しみにしていたこと。
家では仕事について多くを話すことはなかった一方、自衛官が関わる事件や事故のニュースを見るたびに、
「人生何があるか分からない。何もなく定年を迎えられたら良いね」と話していたといいます。
遺族は、こうした思い出を涙ながらに語ったということです。
また、遺族会の会長からは、約40年前に夫をヘリコプター事故で亡くした経験も語られました。
事故の知らせをテレビの速報で知ったといい、その後は自衛隊に支えられながら生活してきたと説明。
現在も、亡くなった夫がどこかで見守ってくれていると感じながら生きていると、笑顔で話したといいます。
さらに、昼食会が終わった後には、別の遺族から小泉防衛大臣にあるものが示されました。
それは、殉職した父親が使っていた腕時計でした。
遺族は、「殉職した父の腕時計をしてきました」と伝えたといいます。
殉職隊員追悼式は、任務の中で命を落とした隊員の功績をたたえ、その死を悼む場です。
一方で、その後ろには突然大切な家族を失い、その思いを抱えながら生活を続けてきた遺族がいます。
小泉防衛大臣は、追悼式と遺族との昼食会を「特別で厳粛な時間だった」と振り返りました。
また、防衛省が創設を目指している「家族支援庁」の必要性を改めて感じたとして、自衛隊員とその家族を守り抜く決意を新たにしたとしています。
防衛省・自衛隊は、「御霊の安らかならんことを、心よりお祈り申し上げます」としています。
文:花園明