実弾を投げる前に何をする? 陸自が公開した手りゅう弾訓練の様子

陸上自衛隊板妻駐屯地は、所属する第34普通科連隊が手りゅう弾の投てき練成訓練を実施したと公式Xで発表しました。

第34普通科連隊が手りゅう弾の投てき練成訓練を実施


公開された写真には、遮へいされた場所から隊員が手りゅう弾を投てきしている様子が写っています。

今回行われたのは、訓練用手りゅう弾を使った投てき動作の練成。

第34普通科連隊では、投げるまでの一連の動きを繰り返し確認するとともに、不測事態への対処や安全管理を徹底しました。

手りゅう弾は、投てきした後に爆発する装備であるため、実際に扱う際には一つひとつの手順を確実に行うことが求められます。

そのため、いきなり実弾を使用するのではなく、訓練用の手りゅう弾を使って投てき方法を繰り返し練習します。

写真では、隊員が身を守れる構造物の中から手りゅう弾を投げています。

投てきの際には、目標方向を確認しながら正しい姿勢で投げるだけでなく、投てき後の動きまで含めて身につける必要があります。

戦闘時には周囲の状況が刻々と変化するため、決められた動作を頭で考えてから行うのではなく、必要な手順を確実に実行できる状態まで反復することが重要になります。

今回の投稿で第34普通科連隊が強調しているのが、不測事態への対処と安全管理。

手りゅう弾の訓練では、予定していた場所に投げられなかった場合や、訓練中に予期しない状況が発生した場合なども想定して準備する必要があります。

特に実弾を使用する訓練では、わずかなミスが重大な事故につながる可能性があります。

そのため、投てきする隊員だけでなく、周囲で安全を確認する隊員を含め、役割や手順を事前に徹底して確認します。

第34普通科連隊は今回の練成について、実弾投てきを前に「準備の万全を図りました」としています。

第34普通科連隊は、静岡県御殿場市の板妻駐屯地を拠点とする陸上自衛隊の普通科部隊です。

普通科は、陸上自衛隊の中で地上戦闘の中心となる職種で、小銃などを使用する隊員だけでなく、さまざまな装備を組み合わせながら任務にあたります。

災害派遣などでは、捜索や救助、生活支援といった活動に投入されることもあります。

今回公開されたのは、一見すると単純にも見える「投げる」という動作を、実弾訓練の前に何度も確認する隊員たちの姿です。

実際の訓練では、投げ方だけではなく、周囲の安全確認や不測事態への対応まで含めて一つの動作として身につけていきます。

実弾を扱うからこそ、その前段階で基本を徹底する。写真からは、自衛隊の訓練において安全管理が重要な要素となっていることもうかがえます。

文:花園明

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