子どもから海自隊員へ届いた手紙 入浴支援を終えた「ひうちの湯」に感謝の言葉

被災地で続けられている入浴支援に、温かい言葉が届きました。

海上自衛隊佐世保地方総監部は、熊本県の八代港で掃海母艦「うらが」による「浜の湯」と、佐世保入浴支援隊による「西海の湯」の入浴支援を実施したことを発表しました。

佐世保地方総監部が熊本地震での入浴支援活動を報告

また、三角港では多用途支援艦「ひうち」による「ひうちの湯」で、最後の入浴支援を行ったとしています。

災害時、入浴は単なる生活支援ではありません。

自宅でお風呂に入れない状況が続くと、体の疲れだけでなく、気持ちの面でも負担が大きくなります。

汗を流し、温かい湯につかる時間は、被災した人たちにとって、少しだけ日常を取り戻す大切なひとときになります。

今回の投稿では、入浴支援を受けた子どもから隊員たちへ送られた手紙を公開しました。

手紙には、お風呂に入らせてくれたことへの感謝や、優しくしてくれたことへのお礼がつづられています。

さらに、いろいろな経験をさせてもらって嬉しかったこと、自分も隊員たちのような「やさしくてかっこいい人になりたい」という思いも書かれていました。

被災地での支援は、物資を届けることや生活環境を整えることだけではありません。

そこにいる人の不安に寄り添い、言葉を交わし、少しでも安心して過ごせる時間を作ることも大切な役割です。

隊員たちの対応が、子どもの心に残る経験になったことが伝わってきます。

多用途支援艦「ひうち」は、災害派遣でも活躍する艦艇です。

物資輸送や支援活動など、さまざまな任務に対応できる艦であり、今回のような入浴支援でも地域の暮らしを支えました。

掃海母艦「うらが」や佐世保入浴支援隊による支援も、被災した人たちの生活を支える重要な活動です。

大きな被害を受けた地域では、避難所生活や断水、設備の被害などにより、普段当たり前だった入浴が難しくなることがあります。

そうした時、自衛隊の入浴支援は、体を清潔に保つだけでなく、気持ちを落ち着ける場所にもなります。

「ほんとうにありがとうございました」

子どもの手紙に込められた言葉は、支援を受けた人たちの思いをまっすぐに伝えています。

三角港での「ひうちの湯」は最後の入浴支援となりましたが、そこで生まれた感謝の気持ちは、隊員たちにとっても大きな励みになったはずです。

海上自衛隊佐世保地方総監部は、引き続き、被災された方に寄り添った支援活動に努めていくとしています。

災害の現場で必要とされるのは、力強い支援だけではありません。やさしく声をかけ、安心できる時間を届けることも、被災地を支える大切な力です。

文:花園明

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