護衛艦「おおなみ」とSH-60Kがインドネシア海軍と共同訓練 相模湾で戦術技量と連携を強化

海上自衛隊自衛艦隊は、護衛艦「おおなみ」と海上自衛隊の哨戒ヘリコプターSH-60Kが、相模湾でインドネシア海軍と共同訓練を行ったことをXで紹介しました。

海上自衛隊がインドネシア海軍と共同訓練

訓練は2026年8月8日に実施され、インドネシア海軍のフリゲート艦「イ・グスティ・ングラ・ライ」とともに行われました。

海上自衛隊は、戦術技量の向上とインドネシア海軍との連携強化を目的に訓練を実施したとしています。

公開された写真には、海上自衛隊の護衛艦とインドネシア海軍の艦艇が青い海上を並んで航行する様子が写っています。

艦艇同士が同じ海域で行動し、隊形を保ちながら訓練を進めていることが分かります。

護衛艦「おおなみ」は、海上自衛隊のたかなみ型護衛艦です。

対潜戦、対空戦、対水上戦など幅広い任務に対応できる艦艇で、艦載ヘリコプターの運用能力も備えています。

周辺海域の警戒監視や各種訓練、国際的な共同訓練などで重要な役割を担っています。

SH-60Kは、海上自衛隊が運用する哨戒ヘリコプターです。

護衛艦から発着艦し、潜水艦の探知や警戒監視、情報収集、艦艇周辺の安全確認などを行います。

護衛艦単独では見えにくい範囲を上空からカバーできるため、海上作戦で欠かせない装備です。

インドネシア海軍のフリゲート艦「イ・グスティ・ングラ・ライ」は、同国海軍の主力艦艇の一つです。

共同訓練は、単に艦艇を並べて航行するだけではありません。

異なる国の部隊が同じ海域で安全に行動するには、通信手順、航行ルール、相互の意思疎通、緊急時の対応などを確認する必要があります。

こうした訓練を重ねることで、災害対応や海洋安全保障、国際任務での協力が円滑になります。

海上自衛隊とインドネシア海軍は、インド太平洋地域の安定に向けて連携を深めています。

日本とインドネシアはいずれも海に囲まれ、海上交通路の安全確保が重要な課題です。

今回の相模湾での訓練も、自由で開かれたインド太平洋、いわゆるFOIPの実現に向けた防衛協力の一環です。

日頃の訓練の積み重ねが、地域の安定と海上の安全を支える力になっています。

文:花園明

この記事をシェア