中国空母「遼寧」など4隻が沖縄・宮古島間を通過 艦載戦闘機の発着艦も確認

防衛省統合幕僚監部は2026年10月14日、中国海軍の空母「遼寧」を含む艦艇4隻が、沖縄本島と宮古島の間の海域を通過し、太平洋へ向けて航行したことを確認したと発表しました。

中国海軍が宮古島間を通過


確認されたのは、クズネツォフ級空母「遼寧」1隻、レンハイ級ミサイル駆逐艦2隻、ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦1隻の計4隻です。

防衛省によると、これらの艦艇は10月14日、沖縄本島と宮古島の間の海域を南東方向へ進み、その後、太平洋方面へ向けて航行しました。

さらに同日、石垣島の南約250キロの海域では、空母「遼寧」から艦載戦闘機が発着艦する様子も確認されました。

空母は艦載機を海上から運用できることから、航空戦力を陸上基地から離れた海域へ展開できるのが特徴です。

今回も、単に空母を含む艦隊が日本周辺を航行しただけでなく、実際に艦載戦闘機の発着艦まで行われたことになります。

これに対し、防衛省・自衛隊は海上自衛隊と航空自衛隊による警戒監視・情報収集を実施しました。

海上自衛隊からは、第1水上戦群所属の護衛艦「ゆうぎり」が対応。

さらに航空自衛隊の第4航空群所属P-1哨戒機、第5航空群所属P-3C哨戒機も投入され、中国海軍艦艇の動きを確認しました。

沖縄本島と宮古島の間は、中国海軍の艦艇が太平洋へ進出する際にたびたび通過する海域です。

中国海軍は近年、空母を中心とした艦艇部隊による遠洋での活動を活発化させています。

空母艦載機の発着艦を伴う活動も日本周辺で繰り返し確認されており、自衛隊が継続して警戒監視を行っています。

今回確認された「遼寧」は、中国海軍が運用する空母の一つです。

空母単独ではなく、ミサイル駆逐艦などを伴う形で行動しており、複数の艦艇からなる部隊として南西諸島周辺を通過した形となります。

石垣島の南約250キロという日本の南西地域に近い海域で艦載戦闘機の発着艦が確認されたことも含め、中国海軍の活動範囲の広がりを示す動きとして注目されます。

防衛省・自衛隊は、引き続き日本周辺における外国軍艦艇の動向について警戒監視と情報収集を続けるとみられます。

文:花園明

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