中国軍の情報収集機が男女群島から沖縄沖へ… 航空自衛隊が戦闘機を緊急発進

防衛省統合幕僚監部は2026年10月13日、中国軍の情報収集機Y-9が東シナ海上を飛行したことを確認し、航空自衛隊の戦闘機を緊急発進させて対応したと発表しました。
中国軍機が日本の上空を通過
令和8年10月13日(火)午後、中国軍の情報収集機(Y-9)×1機が大陸方面から飛来し、東シナ海上の長崎県男女群島の南西沖から沖縄本島の北西沖にかけて往復飛行を行った後、大陸方面に向けて飛行したことを確認した。
これに対し、航空自衛隊の西部航空方面隊等の戦闘機を緊急発進させ対応した。— 防衛省統合幕僚監部 (@jointstaffpa) October 13, 2026
確認されたのは、中国軍のY-9情報収集機1機。
統合幕僚監部によると、Y-9は10月13日午後、大陸方面から東シナ海へ飛来しました。
その後、長崎県の男女群島南西沖から沖縄本島北西沖にかけて往復するように飛行した後、再び大陸方面へ向かったということです。
この動きに対し、航空自衛隊は西部航空方面隊などの戦闘機を緊急発進させ、警戒監視にあたりました。
今回、防衛省の発表では日本の領空への侵入は確認されていません。
Y-9は中国が運用する航空機で、複数の派生型があります。
今回確認された情報収集型は、周辺空域の電波情報などを収集する任務に使用されるとみられており、日本周辺でもこれまでに繰り返し飛行が確認されています。
実際、2026年5月28日にも中国軍のY-9情報収集機1機が大陸方面から飛来し、男女群島南方から沖縄本島沖にかけて往復飛行したことが確認されています。
この際も航空自衛隊の戦闘機が緊急発進して対応しました。
さらに6月12日にはY-9情報収集機に加え、中国軍の偵察・攻撃型無人機TB-001の飛行も確認され、航空自衛隊が対応しています。
男女群島から沖縄本島周辺にかけての空域は、東シナ海と南西諸島に近く、中国軍機の活動がたびたび確認されている地域です。
中国軍のY-9を巡っては、2024年8月26日、長崎県男女群島沖で日本の領空を約2分間侵犯したこともあり、この際には航空自衛隊が戦闘機を緊急発進させ、通告や警告を行っています。
今回は領空侵犯には至っていないものの、男女群島南西沖と沖縄本島北西沖の間を往復する形で飛行しており、自衛隊が継続して周辺空域を警戒していることが分かります。
防衛省・自衛隊は、日本周辺で活動する外国軍機に対して戦闘機を緊急発進させるなど、領空侵犯に備えた警戒監視を続けています。
文:花園明