北朝鮮が発射した弾道ミサイル2発 約910km超飛翔した1発は「変則軌道」の可能性

北朝鮮から、少なくとも2発の弾道ミサイルが発射されました。
防衛省・内閣官房は2026年10月12日、北朝鮮が同日9時台に北朝鮮内陸部から少なくとも2発の弾道ミサイルを発射したと発表しました。
北朝鮮が弾道ミサイルを発射
1. 北朝鮮は本日9時台、北朝鮮内陸部から、少なくとも2発の弾道ミサイルを、北東及び東方向に向けて発射し、北朝鮮東岸付近や日本海に落下したと推定されます。現時点で我が国領域や排他的経済水域(EEZ)への飛来は確認されておりません。これらのうち、以下②については変則軌道で飛翔した可能性を含め、詳細を現在日米韓で緊密に連携して分析中です。
①9時19分頃発射され、最高高度約20km程度で、約220km程度飛翔。
②9時36分頃発射され、最高高度約70km程度で、約910kmを超えて飛翔。2. 政府より、付近を航行する航空機や船舶への情報提供を行ったところ、現時点において被害報告等の情報は確認されていません。
3. 総理には、本件について直ちに報告を行い、
①情報収集・分析に全力を挙げ、国民に対して、迅速・的確な情報提供を行うこと
②航空機、船舶等の安全確認を徹底すること
③不測の事態に備え、万全の態勢をとること
の3点について指示がありました。4. 政府においては、官邸危機管理センターに設置している「北朝鮮情勢に関する官邸対策室」において、関係省庁からの情報を集約するとともに、緊急参集チームを招集し、対応について協議を行いました。
5. また、防衛省においては、防衛大臣が総理指示を受け、
①米国、韓国等と緊密に連携しつつ、情報収集・分析に全力を挙げること
②不測の事態の発生に備え、引き続き警戒監視に万全を期すこと
の2点について指示を出しました。6. これまでの弾道ミサイル等の度重なる発射も含め、一連の北朝鮮の行動は、我が国、地域及び国際社会の平和と安全を脅かすものです。また、このような弾道ミサイル発射は、関連する安保理決議に違反し、国民の安全に関わる重大な問題です。我が国としては、北朝鮮に対して厳重に抗議し、強く非難しました。
7. 国民の生命・財産を守り抜くため、引き続き、米国や韓国等とも緊密に連携し、情報の収集・分析及び警戒監視に全力をあげるとともに、今後追加して公表すべき情報を入手した場合には、速やかに発表することとします。
— 防衛省・自衛隊 (@ModJapan_jp) October 12, 2026
ミサイルは北東方向と東方向に向けて発射され、北朝鮮東岸付近や日本海に落下したと推定されています。
防衛省によると、1発目は9時19分頃に発射され、最高高度は約20km、飛翔距離は約220kmでした。
続いて9時36分頃に発射された2発目は、最高高度約70kmに達し、約910kmを超えて飛翔したとしています。
特に2発目については、通常の弾道軌道とは異なる「変則軌道」で飛翔した可能性もあるとして、防衛省はアメリカ、韓国と緊密に連携しながら詳細な分析を続けています。
今回の発射による日本への直接的な被害は確認されていません。
防衛省によると、日本の領域や排他的経済水域(EEZ)への飛来は確認されておらず、付近を航行していた航空機や船舶についても、現時点で被害に関する情報は入っていないということです。
政府は航空機や船舶に対して情報提供を行うとともに、官邸危機管理センターに設置されている「北朝鮮情勢に関する官邸対策室」で関係省庁から情報を集約。
緊急参集チームも招集し、対応を協議しました。
総理には発射について直ちに報告され、情報収集・分析に全力を挙げ、国民に迅速かつ的確な情報提供を行うこと、航空機や船舶などの安全確認を徹底すること、不測の事態に備えて万全の態勢をとることの3点が指示されました。
防衛大臣からも、アメリカや韓国などと連携して情報収集・分析を進めるとともに、引き続き警戒監視に万全を期すよう指示が出されています。
今回の発射について、防衛省の臨時会見では、北朝鮮が2026年に入ってから今回を含め11回、少なくとも18発の弾道ミサイルなどを発射していることも明らかにされました。
発射回数は前年の2倍を超え、発射数では約3倍に達しているとしています。
日本政府は今回の発射について、北朝鮮による一連の行動は日本だけでなく地域や国際社会の平和と安全を脅かすものだと指摘。
弾道ミサイルの発射は関連する国連安全保障理事会決議に違反するとして、北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に厳重に抗議し、強く非難しました。
防衛省・自衛隊は今後も、米国や韓国などと連携しながら情報収集や分析、警戒監視を続け、追加で公表すべき情報が判明した場合には速やかに発表するとしています。
文:花園明