不発弾処理は累計4万件超に 沖縄で今も続く第15旅団の任務

陸上自衛隊第15旅団は、2026年9月までに実施した緊急患者空輸と不発弾処理の実績を公式Xで公表しました。

発表によると、1972年からの累計で緊急患者空輸は1万925件、搬送した人数は1万1302人。不発弾処理は4万916件にのぼり、処理重量は1906トンとなっています。

9月までの累計不発弾処理数を発表

沖縄県には多くの離島があり、島内の医療機関だけでは対応が難しい患者が発生した際には、本島などへの迅速な搬送が必要になります。

この緊急患者空輸を担っているのが、第15旅団隷下の第15ヘリコプター隊です。

第15旅団によると、担当区域は沖縄県全域と奄美大島以南の鹿児島県。

航空機を常時待機させ、1972年に粟国島から初めて患者を空輸して以降、年間約200回の緊急患者空輸を行っています。

もう一つ、沖縄で長年続いている任務が不発弾処理です。

陸上で発見された不発弾については、那覇駐屯地に所在する第101不発弾処理隊が処理を担当しています。

同隊は常時3人1組が出動できる態勢を維持し、年間約600発を処理しています。

沖縄では戦後80年以上が経過した現在も、地中から不発弾が見つかることがあります。

第101不発弾処理隊は1974年から処理活動を続けており、不発弾の信管を取り除いて安全化する作業や、状況に応じた爆破処分などを行っています。

第15旅団は沖縄県の防衛警備に加え、災害派遣、緊急患者空輸、不発弾処理などを担う部隊です。

離島から患者を運ぶ任務と、今も地中に残る不発弾を安全に処理する任務。

今回公表された数字からは、沖縄で日常的に続けられてきた活動の積み重ねが見えてきます。

文:花園明

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