中国軍の3機種を1日で確認 東シナ海や与那国島周辺で航空自衛隊が緊急発進

防衛省統合幕僚監部は2026年10月14日、中国軍のものと推定される無人機や情報収集機など複数の航空機が、東シナ海や与那国島周辺などを飛行したことを確認し、航空自衛隊の戦闘機を緊急発進させて対応したと発表しました。

中国機が東シナ海から飛来


確認されたのは、推定中国無人機1機、中国軍のY-9情報収集機1機、WZ-7偵察型無人機1機です。

まず10月14日午前、推定中国無人機1機が東シナ海方面から飛来しました。

無人機はその後、沖縄県の与那国島と台湾の間を通過し、太平洋方面へ向かったことが確認されています。

与那国島は日本最西端に位置し、台湾との距離も近い島です。

その周辺空域を中国軍のものと推定される無人機が通過したことになります。

さらに同日午後には、中国軍のY-9情報収集機1機が大陸方面から東シナ海へ飛来しました。

Y-9は長崎県の男女群島南西沖から沖縄本島北西沖にかけて往復するように飛行した後、大陸方面へ戻ったということです。

加えて、中国軍のWZ-7偵察型無人機1機も大陸方面から飛来し、東シナ海上を飛行した後、大陸方面へ向かったことが確認されました。

WZ-7は中国が運用する大型の無人偵察機で、高高度から広い範囲の情報収集や偵察活動を行う機体とされています。

今回の発表では、有人の情報収集機だけでなく、複数の無人機による活動も同じ日に確認された形です。

これらの動きに対し、航空自衛隊は南西航空方面隊などに所属する戦闘機を緊急発進させ、警戒監視にあたりました。

防衛省の発表では、今回の飛行による日本領空への侵入については示されていません。

一方、日本の南西地域では中国軍機や無人機による活動が継続して確認されています。

特に東シナ海や南西諸島周辺は、中国軍機が太平洋方面へ進出する際に通過するケースもあり、航空自衛隊が継続的に警戒監視を行っている地域です。

今回も与那国島と台湾の間を通過する無人機や、男女群島から沖縄本島周辺を飛行する情報収集機など、異なる経路で複数の航空機が活動していました。

防衛省・自衛隊は、日本周辺で活動する外国軍機の動向について引き続き警戒監視と情報収集を続けていくとみられます。

文:花園明

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