航空自衛隊のアクロバットチームで、「1番機」の飛行班長を務めるのが、川島さん。
自衛隊東京地方協力本部がインスタグラムで、川島さんにパイロットの仕事について実態を聞きました。
飛行班長を務める自衛隊員
そのタックネームは「ベンガル」だそうです。
なんだか強そうで迫力のある名前ですが、なぜベンガルなのか聞かれると…。
「俳優でベンガルっていう…」
そう言いかけた川島さんに対し、話を聞いた自衛隊東京地方協力本部の池田さんが知らない反応をしていると「え、知らないの?」とツッコミを入れていました。
このやり取りだけでも、隊内の雰囲気の良さが伝わってきます。
「ベンガル」以外に候補はなかったのでしょうか。
そう聞かれた川島さんは「10個くらい用意してた」と明かしました。
そして決めたのは宴会の場。
飲みながら決めたそうですが、いざ「他の候補は?」と聞かれると…。
「覚えてない」
あまりにも潔い答えに、思わず笑ってしまいます。
タックネームひとつ取っても、真面目さと遊び心が同居しているのが面白いですね。
そんな川島さんに「パイロットになる前と、なってからのギャップは?」と聞くと、意外な話が返ってきました。
「映画などで見ていると、自由に飛び回れて、雲の上をパァーっと飛べたら気持ちいいだろうなと思っていた」
でも実際は、それが「とても厄介」だといいます。
雲の上は景色がきれいな一方で、視界や天候の影響が大きくなることもあります
「どっから降ろそうかな?」
そんな判断が必要になる場面も多く、思っていた以上に難しい世界なのだそうです。
飛行にはいくつかの区分があり、「今日は〇〇区分でいく」というように決まっていきます。
その区分はいつ決まるのか聞くと、「ブリーフィングの段階である程度決まる」とのこと。
ただし、飛んでいる最中に変えることもあるといいます。
同じ1区分でも、予定していたことができないなら別の
内容に切り替えるといった判断の連続なのだそうです。
前後席で「これできるか?」と話しながら、どうしようかな、これ行くぞ、と常に判断。
空の上での華やかな飛行の裏側には、こうした細かいコミュニケーションと決断が積み重なっています。
軽やかに飛んでいるように見えても、その一つひとつは、緻密な判断で成り立っています。
「1番機」としてチームを引っ張るかわしまさんの姿からは、頼もしさと同時に、どこか親しみやすい人柄も感じられます。





