自衛隊の仕事と聞くと、厳しい訓練や規律のある生活を想像する人も多いかもしれません。
でも、実は自衛隊には「歌」で人の心を動かす隊員もいます。
その素顔を届けているのが、自衛隊東京地方協力本部のインスタグラムです。
ボーカルの海上自衛隊員
同アカウントでは企画の一環として、実際に働く隊員へ取材し、仕事や入隊のきっかけ、日々の想いなどを発信しています。
今回取材に応じたのは、海上自衛隊で活動するボーカリストの橋本晃作2等海曹。
「自衛隊に入隊したきっかけは?」と聞かれると、彼はこう話しました。
歌を習っていた師匠の勧めがきっかけで、自衛隊にボーカリストとして入る道があることを教えてもらったそうです。
入隊は「技術海曹」という制度を利用したとのこと。
その中でも特に印象的だったのが、「初めて男性のボーカルを募集する」という情報を知ったときでした。
その日のうちに願書を書き、締切日に提出したそうです。
迷う暇もないくらいの勢い。
それだけ、このチャンスを掴みたいという思いが強かったのかもしれません。
では、実際に入隊して「イメージと違った」と感じるギャップはあったのでしょうか。
そう聞かれると、入隊前の気持ちを振り返ります。
「不安は大きかった」
「どんな世界なんだろう。音楽だけじゃないので…」
訓練の噂も耳にしていたぶん、想像がふくらんで怖さもあったといいます。
ただ、実際に入ってみると体力は自然とついていったそうです。
もともと体を動かすことが好きだったこともあり、その点は大きな問題ではなかったと話します。
では、逆に「イメージしていたことと違ったこと」は何だったのでしょうか。
彼が挙げたのは、意外にも「サポートがすごい」という点でした。
自分が追いつけなくなっても、必ず誰かが助けてくれる。
支え合う文化がある。
それが本当に驚いたことだと、まっすぐに語っていました。
自衛隊というと個人が強くないとやっていけない世界に見えがちですが、実際は「誰かが必ず見ていてくれる」環境があるのかもしれません。
そして話題は、2025年に行われた令和7年度の「自衛隊音楽まつり」へ。
注目ポイントを聞かれると、彼はこう答えました。
ボーカリストとして歌うだけではなく、歌以外の形でもドリルに参加しているので、ぜひそこにも注目してほしい。
歌声だけでなく、動きでも魅せるステージ。
音楽まつりの楽しみ方が、またひとつ増えそうですね。
コメント欄では「去年歌声を聴いたのを覚えています!」「お話してる声もいい」という声が上がりました。
不安を抱えながらも飛び込んだ世界で、支えられながら成長してきた海上自衛隊のボーカリスト。
その姿は、きっと多くの人に勇気や感動を届けてくれることでしょう。





