腕立てが1回もできなかった女性音楽隊員 入隊後の話に「輝いている!」

自衛隊と聞くと、体力勝負で厳しい世界というイメージを持つ人も多いかもしれません。

でも実は、自衛隊には音楽で人の心を支える「音楽隊」という仕事もあります。

その素顔を発信しているのが、自衛隊東京地方協力本部のインスタグラムです。

陸上自衛隊中央音楽隊で演奏する女性隊員


同アカウントでは企画の一環として、実際に働く隊員たちに取材し、入隊のきっかけや仕事の魅力、リアルな日常を紹介しています。

今回取材に応じたのは、陸上自衛隊中央音楽隊で働く女性隊員。

担当する楽器は、クラリネットです。

「自衛隊を目指したきっかけは?」と聞かれると、彼女は大学まで音楽を続けてきたことを振り返りました。

「せっかくここまで続けたなら、演奏を仕事にしたい」

そう思い、いろいろ話を聞いていく中で「自衛隊音楽隊」の存在を知ったといいます。

そこから興味を持ち、入隊を決めたそうです。

ただ、いきなり自衛隊へ入るとなると、ハードルが高く感じる人もいますよね。

「不安はなかった?」と聞かれると、彼女は少し笑いながらこう答えました。

「運動が苦手なので、大丈夫かなという不安はありました。

でも、あえて情報を入れすぎないようにしていました。

調べすぎると怖くなってしまうから」

それよりも「音楽ができる、やったー」という気持ちを大切にして入隊したそうです。

その言葉には、迷いよりも「音楽をやりたい」という思いを優先した彼女らしさが表れていました。

そして「今までで一番きつかったことは?」と聞かれると、やはり入隊したばかりの頃が一番大変だったそうです。

なんと、腕立て伏せが1回もできなかったこと。

本当にきつかったと、正直に話してくれました。

「1回できるまでが…」

言葉の途中にも、当時の苦しさが少しだけにじんでいるようでした。

それでも続けてきたからこそ、今は演奏する立場として舞台に立っています。

そして話題は、2025年11月に行われた令和7年度の「自衛隊音楽まつり」へ。

注目ポイントについて聞かれると、彼女は衣装の特別さを教えてくれました。

音楽まつりでは、特別儀仗の儀仗服を着て演奏するそうです。

その儀仗服は、誰でも着られるわけではありません。

着られるのは、中央音楽隊と、第302保安警務中隊だけ。

限られた部隊だけが身につけられる特別な演奏服だからこそ、そこにも注目してほしいといいます。

コメント欄では「好きな気持ちが強ければ苦手な事があっても自分が輝く場所に出会えるってことですね」「興味深いお話しでした」という声が上がりました。

クラリネットの音色と、特別な儀仗服。

そして、最初は腕立て1回もできなかった彼女が今ここにいるという事実。

その姿は、きっと音楽まつりをさらに心に残るものにしてくれそうです。

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